●技術的に興味深い点  最近のiPhoneを分解すると、基板上に白いICが多く見

●技術的に興味深い点  最近のiPhoneを分解すると、基板上に白いICが多く見られるようになった。こんな見えないところにもAppleが得意とするファッション性が……と思っていたがそうではなく、技術的な意味がある。 iPhone6ケース  国内の材料メーカーによると白色ICの表面には銀が使われており、電子部品が発する電磁波ノイズを遮断する効果がある。個々の部品がノイズを抑えることで、通信機に広く使われている電磁波シールド用の鉄板が不要になり、端末の薄型化に貢献する。 シャネルiphone6 ケースかなり前の機種から“白い部品”になった無線LAN/Bluetoothモジュールを見ると、確かにこのICだけは基板の端に位置しており、鉄板シールドに覆われていない。  過去の一部機種では、写真や音楽を保存するフラッシュメモリの表面が銀色になったことがあった。 レイバン サングラスSEでは通信部の信号増幅用IC(パワーアンプ)等に少しずつ採用が進んでいるが、ノイズ遮へいシールドを必要とする従来タイプのICも多く、これらが全て“白く”なるまで鉄板シールドは必要だろう。  さて、スマートフォンで最も使われている部品はMLCC(積層セラミックコンデンサー)である。 エルメスiPhone 6s plusケースその数は500個以上あり、基板に砂をまいたように見える。MLCCは主にノイズ対策のための部品として使用されており、iPhoneのような通信機器で特に多く使用されている。 iPhone6ケース  iPhoneの特徴の1つは基板が超小型である点だ。SIMカードスロットのサイズが基板の幅を決めていると言っても過言ではなく、基板そのものは板ガムを少し大きくした程度の面積しかない。 iPhone6sケース シャネル風その分、部品を実装可能な面積も限られている。Appleは開発時点で手に入る最も小さい部品をいち早く使う傾向があり、MLCCも例外ではない。 シャネルiphone6 ケース  iPhone 5s/SEの基板に実装される最小サイズのMLCCは「0402サイズ(0.4×0.2ミリ)」と呼ばれるもの。5sでは572個のMLCCのうち、半分近い235個がこの0402サイズであった。 ルイヴィトンiPhone6ケースしかしSEは全507個のうち167個に減っている。代わって最も多かったのが、ひと回り大きい「0603サイズ(0.6×0.3ミリ)」のMLCCであった。 6Plusケースシャネル  MLCCにはサイズのほかに構造別に種類がある。従来は2端子タイプのMLCC(両端に基板との接続用端子がある)が多かったが、特にノイズ特性に優れた3端子MLCC(なかほどに3個目の端子がある)が普及しており、複数のMLCCが必要だったノイズ除去の仕事を1個でこなせるようになった。 iphone6ケース  Appleはサイズだけでなくコストのバランス感覚も得意だ。SEはMLCCの集積化で使う部品数が減り、基板に空きスペースができた。 ルイヴィトンiPhone6ケースそのため、0402サイズより低コストな0603サイズのMLCCをできるだけ多く使うようにしたのかもしれない。 ●SEに続く“復刻”モデルは出るか?  4型とコンパクトで、ほぼ最新のスペックを持つSE。 Ray-BanこのクラスのiPhoneを必要とする人が多いことはAppleも認めているのだろう。しかし販売価格が従来機種の半分程度となると、あまりヒットすると高級な主力機の売れ筋に影響が出かねない。 超人気iphoneケースSEの生産数を予測すると、決して主力と呼べる商品でない事は確かだ。四半期ごとの生産数から推定したSEの月間生産数は120~150万台で、6/6sの1割程度だ。 レイバン サングラス iPhone SEに「SE」の文字が与えられた本当の理由 4型サイズで高性能なハードに生まれ変わった「iPhone SE」  Appleの歴史を彩る数々の発表が行われてきた本社ビルディング4のタウンホール。席数わずか200名ほどの同会場で行われた、おそらく最後の製品発表会で目玉となったのは、このホールに相応わしい小柄な「iPhone SE」と9.7型「iPad Pro」だった。 シリコンiPhoneケース 【「SE」の意味は?】  今回の発表会における2つの主力製品の1つ、iPhone SEを見ていこう。 ●4型サイズでiPhone 6sの要素を凝縮した「iPhone SE」  iPhoneシリーズは、ほぼ2年に1度のペースでメジャーアップデートが行われ、画面の解像度やサイズが変化し続けてきた。 シャネル iPhone6sケース  しかし、iPhone 5sシリーズからiPhone 6シリーズへの変化の隔たりは大きかった。5sシリーズであれば、端末を片手にしっかりとホールドした上で(右利きの人は)画面の左端まで親指が届いて片手で文字の入力ができるが、6や6sの画面サイズでは、これがかなり不安定になり、手の小さな人ではもう片方の手の補助が必須になる。 シャネルiphone6ケース  6 Plus/6s Plusに至っては、そもそも最初から両手で使うことが前提だ。  大きいサイズのiPhoneは、確かに小さな文字が読みにくくなった人々にはありがたい存在だし、それはそれで使い慣れれば問題はない。 シリコンiPhoneケースしかし、やはりポケットへの収まりが良く、片手だけで操作ができる4型サイズにも、それなりの魅力がある。  そのためAppleは、これまでにも製品発表から2年以上経ったiPhone 5sシリーズの併売を続けてきた。 6Plusケースシャネル1年に何度も目まぐるしくモデルチェンジするスマートフォン市場において、これは稀有(けう)なケースだが、Appleは既に何年も2年前モデルの併売を続けている。iPhoneであればOSをアップデートすれば、2年前のモデルでも十分、快適に使えるからだ。 ルイヴィトンiPhone6プラスカバー  これまでの製品サイクルで言えば、今年の秋ごろ、主力製品のiPhone 6s及び6s Plusが次世代(iPhone 7?)へと交代するタイミングだ。果たして、そのタイミングで最後の4型モデルとなるiPhone 5sを残すのか、それともさすがに古いからと廃止にして4.7型と5.5型の2つのサイズへと全面移行をするかはAppleにとっても大きな悩みどころだっただろう。 シリコンiPhoneケース